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Sphene
楔石(くさびいし)、チタン石(ちたんせき)
スフィーン、スフェン、タイタナイト、チタナイト
― ― ―
CaTiSiO5
単斜晶系
楔型、柱状
1.84~1.94、1.95~2.11
3.45~3.60
金剛
アフガニスタン、アメリカ、イタリア、インド、オーストラリア、カナダ、スイス、ドイツ、ノルウェー、パキスタン、ブラジル、マダガスカル、メキシコ、ロシア
黄緑色、緑色、褐色、黄色、翠緑色、赤橙色、褐黒色、赤色
5~5.5
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「スフェーン」という名前は、結晶の形が楔に似ていることから、ギリシャ語の「Spenos(楔)」から名づけられました。
鉱物学的には、チタナイト(タイタナイト)と呼び、成分としてチタンを含んでいることに因みます。
スフェーンは光の分散率が大きく、屈折率と複屈折性の高さ、多色性も強いので、良質のものは虹色にギラギラ輝いて見えます。
柔らかくて脆く弱い石ですので、リングなどのジュエリーに仕上げた場合は、取り扱いに特に注意が必要です。
また、モナザイト(モナズ石)とよく似たものがあり、肉眼での識別は難しいです。
(Keilhauite):カイルハウアイトとは、ピンク色を帯びているスフェーン。イットリウム(Y)やセレン(Se)を含む。
(Greenovite):グリーノバイトとは、マンガン(Mn)を含み淡い赤色や帯赤色や帯ピンク色のスフェーン。
(Chrome Sphene):クロム・スフェーンとは、クロム(Cr)を多く含むことでエメラルドのような鮮やかな色のスフェーン。主にロシア産。稀少。
(Chrome Titanite):クロム・チタナイトとは、クロム・スフェーンの別名。
(Spinthere):スピンサーとは、緑色のスフェーンの別名。
:セメリーヌとは、緑色のスフェーンの別名。
(Titanite):タイタナイトとは、チタナイトの別名。
(Titanite):チタナイトとは、国際鉱物学連合(IMA)で決められた名前。鉱物の世界で使う。また、褐色~黒色の場合に使用する。
(Vanadium Sphene):バナジウム・スフェーンとは、バナジウム(V)を多く含む明るい黄緑色のスフェーン。
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