Cesium Beryl
緑柱石(りょくちゅうせき)
ホワイト・エメラルド
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ω1.592、ε1.584
2.80
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ピンク色、無色
7.5~8
フランスの化学者ルイ・ニクラウス・ボークランが1798年に、淡い緑色系の石の中から「ベリリウム(Be)」元素を発見し、ベリリウムを含む鉱物は「ベリル」と呼ばれるようになりました。
歴史的に様々な事情の影響を受け、現在では赤色~ピンク色系のベリルは、色や成分により下記のように分類されています。(注:一部、諸説により、分類や判断基準や名称が異なることがあります。)
主な色調(主な色因) | 名称(別名など) | 和名 |
赤色(マンガン) | レッド・ベリル(ビクスバイト他) | 緑柱石 |
ピンク色(マンガン、セシウム) | モルガナイト(ローズ・ベリル、ボロビエバイト、ピンク・ベリル) | 緑柱石 |
ピンク色(セシウム) | セシウム・ベリル | 緑柱石 |
濃いピンク色(セシウム、リチウム) | ペツォッタイト(ラズベリル、ピンク・ベリル) | 緑柱石 |
セシウム・ベリルは、セシウムを含有する、ピンク色、無色のベリルです。
セシウムの含有によって屈折率と比重があがります。
似たような色調のベリルは、上記の表のように分類されていますのでお役に立てば幸いです。
例えば、「ペツォッタイト」は2003年に新鉱物として承認されたので、現在でも色々とこんがらがっている(笑)ことがあります。(過去の基準で分類している販売業者もいるようです。)
また、「ピンク・ベリル」という名称は、「モルガナイトの別名」でもあり「ペツォッタイトの別名」でもあるため、結局どの石のことなのかをよくご確認くださいませ(場合によっては「セシウム・ベリル」の別名の可能性もあります)。
さらに判断を難しくしているのが、基本的に「色調は主観的なもの」の為、同一石でも鑑別機関や販売業者によっては、異なる見解(異なる名称の石)となる場合もございます。
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