アキシナイトの鉱物学的データ・効果・効能・意味・石言葉

アキシナイトの鉱物学的データ

英名
Axinite
和名（よみがな、よみかた）
斧石（おのいし）
別名・通称名など
― ― ―
フォールス・ネーム（誤称）
― ― ―
化学組成
Ca₃Al₂BSi₄O₁₅(OH)、またはCa₂(Fe²⁺,Mn²⁺)Al₂B[OH｜O｜(Si₂O₇)₂]、またはCa₂FeAl₂(BSi₄O₁₅)(OH)
結晶系
三斜晶系
晶癖
斧刃状
屈折率
1.67～1.68、1.69～1.70
比重
3.26～3.36
光沢
油脂～ガラス光沢
産地（50音順）
アフガニスタン、アメリカ、イギリス、イタリア、スイス、スリランカ、タイ、タンザニア、ドイツ、日本、ノルウェー、パキスタン、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、マダガスカル、ミャンマー、メキシコ
色調
褐色、黄色、淡紫色、淡赤色、淡ピンク色、赤色、青色
モース硬度
6.5～7

アキシナイトとは

アキシナイトの特性（特徴、特色）など

「アキシナイト」という名前は、原石（結晶）が「斧」のような形状をしていることに因んで名づけられました。

和名は、「斧石（おのいし）」です。

多色性が強いという特徴があります。

加熱により静電気を帯びる性質（焦電気、パイロエレクトロシティ）を有するため、かつてはトルマリンの一種と思われていました。

その後、斧の形を持つ石という意味の「アックス・ストーン（Axe Stone）」と名づけられましたが、しばらくはガラス質の電気石という意味の「ビトリオス・トルマリン（Vitreous Tourmaline）」と呼ばれていたといわれています。

アキシナイトは含まれている微量の成分により、4種類に分類されています。

フェロ・アキシナイト（鉄斧石、Ferro-Axinite）
マグネシオ・アキシナイト（苦土斧石、くどおのいし、Magnesio-Axinite）
マンガン・アキシナイト（マンガン斧石、Manganaxinite）
チンゼナイト（チンゼン斧石、Tinzenite）

通常、「斧石」という場合は「鉄斧石」を指しています。

キズが多い石ですので取り扱いには注意が必要です。

アキシナイトは、色や形状からスモーキー・クォーツ（煙水晶）やクリソベリル、ヘソナイト・ガーネット、トパーズ、トルマリンなどと間違えられることがあります。

特徴的なアキシナイトの一例

「ブルー・ティント（Blue Tint ）」と呼ばれる青色に見える部分を持つアキシナイト。

「ヤノーライト（Yanolite）」は、紫色（パープル）のアキシナイトの別名です。

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